屋根のカバー工法とは?

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屋根のカバー工法とは?

現在、屋根修理をお考えの方には、ぜひ知っておいてほしい事があります。
それは、「屋根の修理方法」です。
屋根修理には大きく分けて3種類がありますが、そんな中でもここでは「カバー工法」についてお話します。

屋根のカバー工法とは?

屋根のカバー工法とは?

カバー工法とは、現在使用している屋根材をそのままにしておき、その上から新しい屋根材を付ける施工方法になります。

反対に、既存の屋根材を剥がしてから新しい屋根材を付ける方法を「葺き替え」と言います。
「屋根塗装」に関しては、非常に軽度な修理の場合に、屋根材の塗装を行って、防水機能を高める方法になります。

そのため、ある程度の修理になってくると「カバー工法」と「葺き替え」のどちらかを選択する形になります。

カバー工法を利用するメリット

では、カバー工法を利用するメリットにはどのような物があるのでしょうか。

費用が安くなる

カバー工法は、前述したように元の屋根材をそのままにしておきます。

通常、屋根修理の際には、
・古い屋根材の撤去費用
・古い屋根材の処分費用
がかかります。

そのため、古い屋根材をそのままにしておくカバー工法では、これらの費用がかからない分、費用が安くなります。

工期が短くなる

費用面と同じく、工期に関しても、撤去作業を行わなくて良い分、短くなります。
早い場合であれば、1日で終わることもあります。
工期が短いと、施工途中に雨が降ってしまうというリスクを避けることもできるのです。

また、屋根修理には足場が必要になりますが、この足場は通常、施工日数がながければその分費用が高くなります。
そのため、足場代に関しても工期が短い分安くなるでしょう。

施工中も普段通りに生活ができる

元の屋根材を撤去する際には、どうしても屋根材が落ちてくる危険性などがあります。
そのため、葺き替え工事中は、普段通りに生活することができませんが、カバー工法では屋根材を撤去する必要がありませんので、普段どおりに生活を送ることが可能です。

遮熱性・遮音性が高くなる

バー工法では、屋根材が二重になります。
その分、遮熱性や遮音性が高くなるのです。

カバー工法を利用するデメリット

費用面では非常に大きなメリットのあったカバー工法ですが、デメリットにはどのような物があるのでしょうか。

瓦屋根にはできない

元々の屋根材が、瓦屋根の場合にはカバー工法を利用することは出来ません。
また、反対に上に取り付ける屋根材としても瓦屋根を利用することは出来ません。

これは、瓦の重さに屋根が耐えられないことや凹凸がある分、接地面が少ないという理由が挙げられます。

野地板が傷んでいる場合にはできない

カバー工法が利用できるのは、野地板が傷んでいない場合に限ります。
野地板が傷んでいる場合には、きちんと交換してから屋根材を取り付けなければ、雨漏りなどの原因になります。
場合によっては、気付いていないだけで、すでに雨漏りが起こっている可能性もあります。

太陽光発電などが付けにくくなる

太陽光発電用のパネルは、通常野地板ではなく、野地板を支えている垂木にボルトを打つ事が多いです。
これは、野地板にボルトを打ってしまうと、それが原因で雨漏りになる可能性があるからです。

しかし、カバー工法によって、屋根材が二重になれば、垂木までの距離が遠くなりますので、設置が困難になります。

屋根が重くなる

瓦屋根ほどではありませんが、カバー工法を使用することで、屋根全体の重量が重くなります。
屋根が重くなることのリスクとしては、地震の際の揺れに影響します。
揺れている地面から最も離れた屋根が重たいと、振り子のように揺れた時の反動も大きくなります。

そのため、柱など他の部分がきちんとしていないと、倒壊の恐れも出てくるのです。
最近の屋根材は、非常に軽いものが出ていますので、それほど心配する必要はないかもしれませんが、施工前に業者に確認しておくのが良いかもしれませんね。

結局葺き替えが必要になる

前述したように、野地板が傷んでしまうと、カバー工法ではなく、葺き替え工事が必要になります。
野地板は、通常15年~20年程度で寿命が来ますので、タイミングによってはカバー工法で直した数年後には結局葺き替え工事が必要になるといった可能性があります。

耐久年数に関しては、屋根材によって変わりますし、お住いの環境にも影響されます。
そのため、カバー工法なのか、葺き替え工事なのかは施工業者と一緒にしっかりと考える必要があります。

カバー工法しかできない悪徳業者もある

もしも、屋根修理の見積もりを依頼した際に、あまりにもカバー工法を勧めてくる業者があれば、注意しておきましょう。
カバー工法自体は、しっかりとした施工方法ではあるのですが、屋根材の撤去などが必要なく、工程も少ないことから、悪徳業者が職人ではない素人にカバー工法で屋根材を付けさせているケースが有るのです。
そういった悪徳業者は、カバー工法しか出来ないので、異様にカバー工法を勧めます。

そのため、複数の業者に見積もり・調査を依頼し、その内容を比較するようにしましょう。
特に、単純な屋根材以外の部分で不備がないのかといったことに関しては、専門の業者でないとわからないものです。

ですので、複数社を比較すれば悪徳業者はすぐに分かってしまうのです。

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